2013年8月9日金曜日

わが国のJH-7「飛豹」攻撃機:その卓越した性能とは

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●JH-7「飛豹」攻撃機


サーチナニュース  2013/08/08(木) 14:42
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0808&f=politics_0808_008.shtml

わが国のJH-7「飛豹」攻撃機、その卓越した性能は=中国報道

  中国とロシアによる反テロ軍事演習「平和の使命2013」が7月27日から8月15日にかけてロシアのチェリャビンスク州で実施されている。
 瀋陽軍区航空兵の某師団の5機のJH-7「飛豹」攻撃機の演習参加が注目を集め、軍事専門家の徐光裕氏は北京電視台の番組「軍情解碼」に出演した際に、JH-8の性能について説明した。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  瀋陽軍区航空兵の某師団の5機のJH-7が7月27日午前に出動し、途中で2カ所の空港で離着陸し、3000キロの飛行を経て新疆の某空港に到着した。
 同5機はその後、3000キロ離れたロシアのシャゴール空港に向かった。

  徐氏は、
 「同機のJは空中での戦闘を、Hは地上もしくは水面に対する爆撃を意味する。
 そのため同機は空戦と地上・水面への攻撃が可能な多目的機となる。
 しかし同機の主要任務は空戦ではなく、海と地上への攻撃だ」
と指摘し、同機の特長を次のようにまとめた。

  同機は攻撃機であるため、二人乗り・双発で、1人が操縦を担当し、1人が攻撃の任務を担う。
 馬力があるため重量が重く、約10のポットを吊り下げられるため、積載量も重くなる。
 同機に搭載される武器と、同機が遂行する任務には高い関連性がある。
 その主要任務は対海・対地攻撃のため、対艦ミサイル、対地近距離ミサイル、さまざまなレーザー誘導爆弾、ロケットミサイルなどがある。
 同機は自動化・情報化が進んでおり、自動操縦装置、呼線式制御システムがある。
 火器管制システムとレーダーのレベルも高く、同機は中国のJHシリーズの主力機とされている。

  同機は先進的な軍用機と言える。
 同機は超音速飛行が可能で、速度がマッハ1.7に達する。
 もう一つの重要な特長は超低空の突撃で、非常に低い高度により敵地の奥深くに潜り込める。
 同機は航続距離が長く、作戦半径は1500キロ弱に、航続距離は4000キロ弱に達する。
 そのため今回の演習の際に、同機は新疆の辺境に位置する友誼峰から、ロシアの演習地点に直接向かうことになる。

  JH-7の爆撃能力はJH-5とJH-6を上回り、攻撃能力と作戦半径はJ-5を上回る。
 そのため同機は地上と水上の作戦に参加でき、特に反テロおよび共同作戦の際に、高い作戦能力を示すことが可能だ。


 いつも思うのだが、解放軍の軍備性能というのは
 「紙に書かれたスペック」だけ
なのである。
 実際どうなのかが、まるで見えてこない。
 秘密主義が徹底していて、外部には公開しないのか、それともプロパガンダなのかその辺がまるでわからない。
 たとえば、ジェット戦闘機はロシアのミグをコピーしたものだが、ロシアはエンジン部分は機密にして封印しており、その部分を中国は観察できないという。
 よって中国にはまだ戦闘機のジェットを開発できるだけの力はなく、よって中国で生産される戦闘機に載っているエンジンはすべてロシア製であるという。
 もしこれが本当なら、肝心の部分がロシアに抑えられており、国産機というのは少々おこがましいことになるのだが。

 ロシアが中国にエンジンをコピーさせないのは2つの理由がある。
 ひとつは、もし中国がエンジンを自主開発できるなら、それは即、ロシア国境の安定を崩すことになる。
 金持ち中国がジェット戦闘機をバンバン製造することになったら、もっとも危険にさらされるのはロシアだからである。
 2つ目は中国が自主開発できたらロシアは戦闘機を中国に売り込むという商売ができなくなってしまう。
 お得意さんが減ることになる。
 さらには、その自主開発機を世界に売り込み始めたらロシアの武器輸出は大きなダメージを受ける。
 お得意さんが商売ガタキになってなってしまうのである。
 そんなことを考えると、ロシアはエンジンの機密を中国には渡しはしない。
 なら中国は自力で開発できるのかというと、さほどに安易なものでもない。

 つまり、中国の言うところの軍事装備というのは一体どこまで本物かというのがちっともわからないシロモノだということである。




【中国解放軍の実力:光と影】



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