2013年11月9日土曜日

中国:ロシアにSu-35をオーダーメイド

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Sukhoi Su-35 Paris Air Show 2013  パリ航空ショー
公開日: 2013/06/17


「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年11月8日
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2013-11/08/content_30543103.htm

 中国、ロシアにSu-35をオーダーメイド=露メディア

 ロシアの外国との軍事技術協力部門の関係者は6日、国際市場はSu-35に強い興味を示すが、同戦闘機を輸出する準備は整っていないと明かした。
 ロシアメディアが伝えた。

 同関係者は、
 「Su-35の輸出において、まだ技術的な問題があり、すぐに輸出できる状態ではない。
 2~3年後に輸出する可能性がある」
と話した。

 「技術的な問題」の詳細は明らかにしていないが、専門家は、
 ロシアがSu-35の最新のコア技術が流出することを懸念している可能性もある
と見ている。
 Su-35はロシアの第5世代戦闘機の一部の新技術を導入している。

また、同部門の別の関係者は、Su-35の供給と販売について中国と積極的な交渉を進めていることを明らかにした。技術の細部に関して、双方はまだ合意に達していないという。

 同関係者は、
 「中国側は追加の要求を提示した。
 中国はロシアの空軍向けに大量生産したSu-35を購入したくなく、中国の特徴に合わせて改造するように求めた。
 中国側のこの要求に応じるには改めて研究する必要があり、交渉は続いている」
と述べた。
 中国側の基準に合わせてどのような手直しが必要かについては明かさなかったが、
 「政策で決定したため、どのような契約になろうが結ぶことは間違いない」
と強調した。

 同関係者によると、契約で取り決めたSu-35の輸出機数に変更はなく、24機になる。
 2014年末から15年初めに引き渡す見通し。
 また、ロシア側は、中国国内でのSu-35のメンテナンスセンターの建設を支援し、中国側の専門家を引き入れることを検討している。


 Wikipediaから。


Su-35 (航空機)
 Su-35 (スホーイ35、スホイ35;ロシア語:Сухой Су-35スー・トリーッツァチ・ピャーチ) は、ロシア連邦のスホーイ社が開発し、Yu・A・ガガーリン記念コムソモリスク=ナ=アムーレ航空機製造合同 (KnAAPO) が製造する長距離多用途戦闘機。
 Su-27を発展させた第4++世代ジェット戦闘機であり、MAKS-2007航空ショーで発表された。



 Su-35 (Su-27M) との違いの中で最も特筆すべきはカナード翼が取り去られた点である。
 Al-41F1SのTVC機能、及びCCV技術の向上によって十分な機動性が確保できるようになったためであるが、電波吸収材料の使用なども貢献して、従来のフランカーに比べRCSが大きく低減している。さらに、空気抵抗の減少にも一役買っている。

 他に、水平尾翼には炭素繊維が用いられていること、背部のエアブレーキが廃止され燃料搭載量が増加していることが挙げられる。
 細部では、前脚のダブルタイヤ化、引き込み式空中給油用プローブの装備、などがある。
 テイルコーンや垂直尾翼の形状もSu-27と異なり、わかりにくいが両エンジン間の機体上面の形状も変更されている模様。










2013年10月12日土曜日

自衛隊が新型機動戦闘車を公開 → 中国メディアが「中国の戦闘車のパクリ」と指摘

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【HD】機動戦闘車(MCV:Maneuver Combat Vehicle)


ロケットニュース24  4時間前
http://rocketnews24.com/2013/10/12/378099/

自衛隊が新型機動戦闘車を公開 → 中国メディアが「中国の戦闘車に激似」と指摘
 / 中国ネットユーザーも「完全にパクリ」



 さる2013年10月9日、防衛省は新型機動戦闘車の試作機を公開した。
 中国をにらんだ離島防衛強化策の一環として陸上自衛隊に配備される予定であるという。

 この自衛隊の機動戦闘車について、中国メディアが「中国の戦闘車に激似」と指摘。
 すると、中国のネットユーザーも同調し「完全にパクリだ」と、話題になっているのだ。

■・機動戦闘車とは?

 機動戦闘車の特徴は、形は戦車に似ているが、最大の特徴は車輪部分がキャタピラではなく、タイヤであること。
 路上での機動力にすぐれている。
 また従来の戦車より軽量であるため、空輸も可能。離島やゲリラなど特殊部隊との戦闘に向いているとされ、各国で開発が行われている。

●・中国メディアが「日本の機動戦闘車が中国のものに酷似」と報じる

 機動戦闘車は、もちろん中国でも開発されている。日本のニュースを受け、中国共産党機関紙『人民日報』系列の『環球網』は「日本の機動戦闘車が中国の09式戦闘車に酷似」といったタイトルで報道。
 日中の戦闘車の写真を掲載した。

●・外観は似ている?

 2台の写真を見比べてみると、両方ともタイヤがあり、砲塔も有している。
 外観は似ていると言えば似ている。
 しかし、中国報道はタイトルこそ「酷似」と報じているものの、具体的にどこがどう似ているのかは説明していない。
 このニュースに中国のネットユーザーからは以下のようなコメントが寄せられている。

●・中国ネットユーザーの声

「おお! 今回はパクられたか!!」
「見た目はソックリ」
「性能も同じなのだろうか? 気になる」
「質の日本、数の中国じゃないか?」
「完全にパクリだ」
「日本人は唐の時代からマネしてばっかりだから!」
「弱そう」
「機動戦闘車で島の防衛なんかできるのか?」
「これで尖閣諸島に来るとかバカだろ」
「俺は悪くないスペックだと思うけど」
「でもパクリはパクリ。大したことないよ。中国を見たらわかるだろう」

●・さらなる改良を経て2016年に配備予定

 インターネット上では、
 外観が似ていることから「パクリ認定」をしている声もあれば、
 スペックがわからないので判断できないという声、
 また機動戦闘車でどうやって島を防衛するのか想像できないという声
など様々な意見が上がっている。

 なお、日本の機動戦闘車はさらなる改良を経て、2016年に陸上自衛隊に配備する予定であるという。

参照元:環球網(中国語)、産経ニュース
執筆:沢井メグ

▼今回お披露目された日本の「機動戦闘車」






▼中国の機動戦闘車「09式突撃砲」







「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月6日
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2013-11/06/content_30513564.htm

日本の13式戦車、釣魚島侵攻の武器に


●13式機動戦闘車

 それは尖閣のために誕生した――
 日本が開発した新型戦車が10月9日、神奈川県相模原試験場に登場した際に、日本の主要メディアはこのような見出しで記事を掲載した。
 これは同戦車が現在の釣魚島(日本名・尖閣諸島)、独島(日本名・竹島)および北方四島などの係争と関連していることを示唆したものだ。
  この戦車とは、13式機動戦闘車だ。

 戦車専門誌「PANZER」によると、13式機動戦闘車は10式戦車に続く、陸上自衛隊の離島奪還作戦に向けた重要な装備である。
 分かりやすく言えば、同戦車は自衛隊が海外を侵攻するための道具である。

中国の装輪装甲車が好敵手

 日本の離島衝突を巡る軍事準備から見ると、13式装輪装甲車の主な機能は「緊急時の使用」だ。
 つまり陸上自衛隊の90式戦車、74式戦車という主力戦車が重量・体積の問題により迅速に戦場に投入できない場合、13式装輪装甲車がその代わりを果たすことになる。
 同戦車の長所は高い機動性で、迅速な配備が可能で、地形に対する適応能力が高い。
 必要が生じれば、輸送機もしくは揚陸艦により真っ先に戦場に投入することが可能だ。

 それでは中国には、日本の13式装輪装甲車に対抗できる武器はないのだろうか? 
 中国にはこれがあり、かつ規模が大きく、戦闘力を形成した時期も日本よりも早い。
 米軍事情報サイト「Strategy Pages」の「中国の代用小型戦車」と題する記事によると、中国は1990年代末に地域内の衝突および非伝統的な反テロ作戦の需要を見据え、一連の装輪装甲車の開発プロジェクトを打ち上げ、現時点ですでに成果を実らせている。


●中国の戦車

 中国陸軍のPTL-02装輪装甲車は、100ミリ滑腔砲によるミサイル発射の奇跡を実現し、かつ火器システムの火力反応時間を改善した。
 滑腔砲の口径は日本の装輪装甲車より小振りだが、貫通力と殺傷力は日本を上回る。
 またPTL-02は中国の装輪装甲車発展の終点ではなく、将来的により先進的な武器を開発することになる。
 この状況の中、日本の開発した離島防衛の武器は、予想されていた効果を獲得できるとは限らない。





2013年10月5日土曜日

巨大揚陸艦の運動会、中国海軍の装備不足露わに:特にエア・クッション型揚陸艇が不足

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●9月29日、鳳凰網は記事「巨大揚陸艦の内部で運動会、中国海軍の装備不足露わに」を掲載した。アデン湾で警備任務についている揚陸艦・井岡山号で運動会が開催されたが、その裏にはある重大な問題が潜んでいるという。写真は揚陸艦での運動会。


レコードチャイナ 配信日時:2013年10月5日 7時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77446&type=0

巨大揚陸艦の内部で運動会、中国海軍の装備不足露わに―中国

 2013年9月29日、鳳凰網は記事「巨大揚陸艦の内部で運動会、中国海軍の装備不足露わに」を掲載した。

 ソマリア沖アデン湾で警備任務についている中国人民解放軍海軍の新型揚陸艦・井岡山号。
 先日、その艦内で運動会が開催されたことがニュースとなった。
 揚陸艦内部の格納庫は運動するのに十分な広さで、ゴールを設置してバスケットを楽しんだり、卓球台を並べたり、バドミントンをプレーしたりと、汗をかく兵士の姿が伝えられた。

 航海中も体を鍛えられるのはすばらしいことだが、空っぽの格納庫は中国海軍の装備不足を露呈するものでもある。
 その問題点は米国の揚陸艦と比較すれば明らかだ。
 米国の強襲揚陸艦ボノム・リシャールは香港に寄港した際に艦内をメディアに公開したが、格納庫にはヘリコプターやエア・クッション型揚陸艇、装甲車などの車両が所狭しと並んでいた。

 空っぽの井岡山号の格納庫は、艦艇はあっても関連装備を揃えきれていないことを示している。
 もちろんアデン湾での警備任務には水陸両用戦車などの装備は不必要だが、米軍ならば突発的な事態に備えて準備を整えている。

 もっとも重要な点は中国海軍にはエア・クッション型揚陸艇が不足しているという点だ。
 先日、2隻目の中型エア・クッション型揚陸艇が就役したばかりで、米軍との差はかけ離れている。



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2013年9月30日月曜日

中国軍が初めて「空母部隊」との表現を使用:空母艦隊をすでに編成か

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レコードチャイナ 配信日時:2013年9月29日 16時57分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77324&type=0

中国軍が初めて「空母部隊」との表現を使用、空母艦隊をすでに編成か―中国

 2013年9月、中国中央電視台(CCTV)は中国人民解放軍が初めて「空母部隊」という表現を使用したと報じた。

 25日、中国初の空母、遼寧号は就役1周年を迎える。
 その前日24日に遼寧号の格納庫で記念式典が行われ、王海(ワン・ハイ)少将が空母部隊の司令官となることが発表された。
 中国人民解放軍が「空母部隊」という表現を使うのがこれが初となる。

 王司令官はこの1年、遼寧号は数々の海上訓練を繰り返し15日には艦載機の離着陸試験にも成功、空母はすでに戦闘能力を備えるにいたったと称賛した。
 今後も修練を重ね空母部隊を軍の中核に育て上げなければならないと訓示した。


サーチナニュース 2013/09/25(水) 18:12
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0925&f=politics_0925_003.shtml

中国の航空母艦「遼寧」、本日で就役1周年



  「遼寧」は旧ソ連が設計した航空母艦「ワリヤーグ」だった。
 ソ連崩壊にともなう混乱で未完成のまま、独立したウクライナが保有していた。
 その後、中国海軍の航空母艦になるまでの同船の歩みは「複雑怪奇」としか言えないものだった。

  まず、同船を1998年に購入したのは澳門(マカオ)の中国系民間会社の創律集団旅遊娯楽公司だった。
 同社は「中国で海上カジノとして使用」などと説明した。

  ところが「外観もすでに空母である」との理由で、トルコが「空母の海峡通過を禁じたモントルー条約に抵触する」との理由で「ワリヤーグ」のボスポラス海峡、ダーダネルス海峡通過に難色を示した。

  中国側は「トルコへの観光客増加を約束」などの条件を提示。
 トルコは海峡通過を了承。
 「ワリヤーグ」は2001年に中国に回航され、02年3月には大連港に入港した。

  その後、「ワリヤーグ」の改修が始まったが、中国海軍使用の塗装などで、同船を「空母として使うのでは」との声が出はじめた。
 台湾も「中国の空母保有」問題に神経をとがらせはじめた。
 すると、中国政府の台湾事務弁公室の李維一報道官は、「ワリヤーグの空母化」との説に対し、「政治的な目的がある」と非難した。

  しかし中国国営の新華社通信は09年ごろになると「ワリヤーグ」が「中国初の空母になる」などと報道した。
 改装や艤装は中国船舶重工集団公司大連造船正廠が担当。
 中国は空母保有を既成事実化していった。

  2011年8月には、性能を確認する海上公試を開始。10回の公試を経て、2012年9月25日に「ワリヤーグ」は中国海軍に引き渡され、同時に「遼寧」との船名が発表された。

  2013年になり、遼寧は2月下旬、6月上旬から7月上旬にかけて出港。
 9月21日にも出港した。
 これまでに、戦闘機「殲-15(J-15)」を含む艦載機の離着艦を延べ100回以上実施したという。



サーチナニュース  2013/09/29(日) 15:31
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0929&f=national_0929_032.shtml

【中国BBS】わが国の空母がもうサビてるんだが、大丈夫か?

  中国初の航空母艦“遼寧”が正式に進水してから1年が経過したが、中国のネットユーザーから
 「遼寧号にもうサビが出ているようなんだけど、わが国の技術は本当に大丈夫なのか?
と心配するスレッドが百度に立てられた。

  スレ主は、3回目の訓練を終えて帰還した遼寧の写真を見たようで、
●.「船体がサビていた。船体の材料は本当に合格したのか?」
と中国の造船技術に疑問を呈した。

  ほかのユーザーからは
●.「旧ソ連時代の船体だからな」、
●.「造船から30年以上経っている船だ」
と、旧ソ連製であることや年月のためであり仕方がないという意見や、
●.「訓練艦だから、サビてもかまわない」
という主張もあり、いずれにしてもサビるのはやむを得ないという考えのようだ。

  しかし、自称船員というユーザーからは
●.「日本の船は30年が経過しても海水に接触する下部でもサビない。
 日本の造船技術は世界トップレベルだ」
とコメントがあった。
 また、材料工学を学んだというユーザーからは
●.「わが国の鋼材の防腐技術は1980年代のソ連にも及ばない。
 中国の表面処理と塗装技術は非常に遅れている」
などの指摘があった。

  コメントでも指摘されているように、遼寧号は中国がソ連で設計された航空母艦ワリヤーグの未完成の艦体を入手し、航空母艦として完成させたもので、起工から30年近くが経っている。
 中国で海上カジノとして使用する予定としてウクライナから購入したが、後に空母として建造し、就役させた経緯がある。

  また、中国は遼寧を現時点では訓練艦として位置づけており、一部報道などではすでに原子力空母の建造を行っているという。
 原子力空母こそ中国空母艦隊の本命かつ主戦力となる空母であり、遼寧は原子力空母が完成するまでの「つなぎ」として運用される可能性もある。





2013年9月27日金曜日

中国製ミサイルが米国、ロシアなど“撃破”…トルコに売却決定

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最も前衛な長距離地対空ミサイル・システム「紅旗9/FT-2000」


サーチナニュース 2013/09/27(金) 11:58
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0927&f=politics_0927_004.shtml

中国製ミサイルが米国、ロシアなど“撃破”…トルコに売却決定

  環球網、中国新聞社など中国メディアは27日付で、中国製防空ミサイルの紅旗9が「米国とソ連を撃破して勝利、トルコに40億ドルの大商売」と報じた。
 トルコが防空ミサイルとして米国製でもロシア製でもなく、中国製を選んだと強調した。

  外電を引用して報じた。
 トルコ政府は中国精密機械進出総公司(中国精密機械輸出入総社)を通じて、防空ミサイルの紅旗9の輸出仕様、FD-2000を計40億ドル(約3949億円)で輸入することを決めたという。

  米国のパトリオット、欧州のアスター、ロシアのS-400が競争入札に参画していたが、紅旗9が選ばれたという。

  中国メディアは
●.「21世紀になって、兵器市場でまれに見る遠距離防空装備の大商売」、
●.「中国の防空武器装備がはじめて北大西洋条約機構(NATO)に売却された。歴史的な突破だ」
などと、高潮した調子で紹介した。

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◆解説◆

  トルコ共和国は国民の99%だが、憲法で「世俗主義」を謳(うた)うなどで、自らを西側諸国の一員と認識しており、基本的には親米路線を貫いている。
 キプロス問題などでギリシャ、歴史的な民族問題、宗教問題、領土問題でアルメニアとは対立している。

  1949年に発足したNATOには、ギリシャともに52年に加盟した。
 欧州連合(EU)への加盟も目指しているが、進展は滞っている。
 国内ではクルド人問題があり、国内南西部ではクルディスタン労働者党との戦闘が続いている。
 イラク北部の同党拠点に対する越境攻撃を行っており、国際的に非難が高まることがある。

  トルコ系民族は中央アジアに広く居住している。
 中国国内のウイグル族もトルコ系だが、トルコ国外の民族の場合、日本語では「チュルク系」と呼ばれる場合もある。
 歴史上、中央アジアに大帝国を築いた突厥も「チュルク」に複数形の「d」をつけた「チュルクド」とされている。
 トルコ語はモンゴル語とも近い関係にあり、日本語や韓国/朝鮮語とも文法が似ている。

  ただし、トルコ人は「トルコ系民族の本家」といった意識を示すことがあり、他のトルコ系民族の人々が反感を持つ場合もある。

  対日感情は良好。
 1890年に和歌山県沖で遭難したトルコ軍艦のエルトゥールル号の乗員に対して地元住民が献身的に救助・救援を行ったことや、トルコの“仇敵”だったロシアに、日本が日露戦争の多くの戦闘で勝利したことがきっかけとされる。

  現在でも多くのトルコ人は日本に対して「勤勉であり、アジアの国として真っ先に近代化に成功した」との気持ちを持っている。
 イラン・イラク戦争時の1985年には、テヘランに取り残された日本人の国外脱出にトルコ政府が協力し、撃墜の危険があるにも関わらずトルコ航空機を派遣した。





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2013年9月15日日曜日

中国海軍が米国に次ぐ世界第2の艦隊へ:国産空母を建造か

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●13日、世界各地のメディアは中国企業の動向などを基に、中国が初の国産空母建造に向けて動き出しており、近い将来米国に次ぐ世界第2の艦隊を擁するようになるとみている。写真は中国の空母・遼寧号。


レコードチャイナ 配信日時:2013年9月14日 20時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76776&type=0

中国海軍が米国に次ぐ世界第2の艦隊へ、国産空母を建造か―海外メディア

 2013年9月13日、世界各地のメディアは中国企業の動向などを基に、中国が初の国産空母建造に向けて動き出しており、近い将来米国に次ぐ世界第2の艦隊を擁するようになるとみている。
 環球時報が伝えた。

 中国船舶重工股フェン有限公司(中国重工)は10日、10社を超えない特定の第三者に向けて22億800万株を増資し、合計84億8000万元(約1356億8000万円)の資金調達を計画していることを明らかにした。
 第三者割当増資の実施には今後まだ株主と監督機関の承認が必要なものの、同社は「調達した資金は超大型水上艦や潜水艇、大型揚陸艦など重大軍事装備の生産設備に投資する予定」と発表した。

 この発表を受けて、中国重工の株価は11日、ストップ高を記録。また、割り当ての第三者の中に大連造船集団と武漢造船集団が含まれていること、中国重工が両社の重大軍事装備の組み立て業務と資産を買収することが明らかにされた。

 これに関し、香港紙・成報は
 「今回の取引の核心は空母にある」
とし、
 「中国海軍の装備は世代交代させ、アップグレードする必要性に迫られている。
 特に空母の装備に関連する企業はこの機会に乗じた新たな発展を期待しているだろう」
と報じた。

 一方、中国海軍の専門家・李傑(リー・ジエ)氏は
 「大連造船集団は空母・遼寧を改造した地であり、武漢造船集団も遼寧の補助戦艦の改造を実施している。
 そのため、メディアは今回の取引を空母と結びつけ易い」
と指摘した。

 また、軍事関連情報誌ジェーン・ディフェンス・ウィークリーは、米デジタルグローブ社の衛星写真を引用し、
 「上海の造船所が中国初の国産空母の建造にすでに着手している」
と報道した。

 ロシアの軍事誌Military-Industrial Courierは、
 「中国は世界最大の造船能力持っており、近い将来、総量で米国に次ぐ世界第2の艦隊になるだろう。
 中国海軍の今後の発展の方向が空母の建造であることに疑いの余地はない」
と指摘している。



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2013年9月11日水曜日

中国戦闘機J-20は大量生産なし…J-31が代替機に

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サーチナニュース 2013/09/10(火) 14:52
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0910&f=politics_0910_003.shtml

中国戦闘機J-20は大量生産なし…J-31が代替機に=米報道

  中国が過去1年間にわたって開発に取り組んできた第2世代ステルス戦闘機「J-31」(コードネーム「鶻鷹」)の外観は米国のF-22に似通っており、J-20より小振りだ。
 米国の軍事専門サイト「STRATEGY PAGE」はこのほど、中国の戦闘機について論じる記事を掲載した。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。以下は同記事より。

  「J-31」は2012年10月に初の試験飛行を実施し、2種類のプロトタイプ機を展示した。
 F-35と比べ、双発機のJ-31は多くの武器を搭載できる強みを持っている。
 J-31はJ-20の後継機になるだろう。

  現在までにJ-20の少なくとも2種類のプロトタイプ機と新プロトタイプ機が複数の改良を経て公開されており、最大重量は36トンに達すると見られる。
 「J-20」の外観は米国のF-22に近く、全体的な形状・重量・エンジン性能は米国のF-15Cに近い。
 J-20の離陸後の加速性能はF-15Cを上回り、F-22に匹敵する。
 またJ-20の新型プロトタイプ機は、F-22、ユーロファイター、JAS-39に続く、超音速巡航が可能な戦闘機となった。

  J-20は一定のステルス性能を持つが、電子設備に対するステルス性能は表面に塗装された特殊材料によるものであり、レーダーによる捕捉が可能だ。
 ゆえにJ-20は過渡的な戦闘機にしかならず、新機種として大量生産されることはない。
 しかしJ-20はF-22、F-35、ロシアのT-50と同じ第5世代ステルス戦闘機とされる。

  J-20の発展の取り組みが失敗に終われば、J-31がその代替機になると分析されている。
  J-20は卓越した性能を持つが、F-35やF-22と同じ電子設備(レーダーや防御システム)により、その機能を発揮しなければならない。
 中国は現時点で、電子設備の面で米国の現在の戦闘機に追いついていない。
 しかしその差は縮小中であり、中国人は最終的に成功を手にするはずだ。

  J-31の発展は、中国軍のハイテク設備の強化に向けた決意をさらに裏付けた。
 中国は現在、先進的な軍事技術の発展を必要としており、ロシアとの過去の失敗を回避しようとしている。




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